「サイト運営にドメインの登録って必要なの?」
「Webサイトとドメインてどんな関係?」
「運営者にとってもユーザーにとっても安心して使えるサイトにしたい!」
このような悩みを解決します。
自社サイトを立ち上げるときに、どうやって運営すれば安全性が確保できるのか困っていませんか?
サイト運営者にとって、運営方法やWebサイトのセキュリティは非常に重要です。
セキュリティを向上させると、ユーザーの信頼を得られたり利便性アップにも繋がったりします。
この記事ではドメインとWebサイトの関係性や、サイトを安全に使うための知識を解説します。
より多くのユーザーにアクセスしてもらい、ビジネスの成長の幅を広げるためにも本記事を参考にしてくださいね。
Webサイトを公開するためには、まずドメインを取得する必要があります。
ここでは、次のようなドメインやWebサイトの基本的知識について解説しますね。
ドメインとはインターネット上の住所のようなもので、Webサイトを識別するために使用されます。
ドメインには「.com」「.jp」「.net」などの拡張子があります。
ドメイン名を世界的に管理しているのは、ICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)という組織です。
ccTLDと呼ばれる国別ドメインは、ICANNから委任された「レジストリ」と呼ばれる組織が管理しています。
たとえば日本のccTLDは、JPRS(株式会社日本レジストリサービス)が国内で唯一JPドメインを管理していますよ。
Webサイトとは、インターネット上に公開されているWebページの集合体です。
具体的には、HTMLやCSSなどの言語を使用して作成されたWebページが含まれます。
また画像や動画などのコンテンツも含まれますよ。
ドメインとWebサイトは密接に関連しています。
Webサイトを公開するためには、まずドメインを取得する必要があります。
ドメイン名は、他の人とまったく同じドメインを使用できません。
つまり、同じドメイン名を複数の人が取得することができないのです。
また同じドメイン名でも、拡張子が異なる場合は別々のものとして扱われます。
たとえば「cat.com」がすでに存在していたとしても、「cat.jp」は別のドメインとして登録できるというわけです。
Webサイトを運営するうえで、ドメインのリダイレクトや移行が必要になる場合があります。
ここでは、ドメインのリダイレクトと移行について説明しますね。
ドメインのリダイレクトとは、既存のドメインを新しいドメインに転送することです。
たとえば既存のWebサイト「example.com」と、新しいWebサイトを「newexample.com」リンクさせたい場合、既存のWebサイトから新しいWebサイトへの転送ができます。
これにより既存のユーザーが新しいWebサイトにアクセスした場合でも、自動的に既存のWebサイトに転送されます。
ドメインの移行とは、既存のドメインを新しいドメインに変更することです。
たとえば既存のWebサイトが「example.com」である場合、新しいWebサイトを「newexample.com」として作成し、既存のWebサイトを新しいWebサイトに移行できます。
これによりユーザーが新しいWebサイトにアクセスした場合は、「newexample.com」へアクセスできるようになります。
この場合、既存のWebサイト「example.com」は移行後に使用できなくなるので注意しましょう。
ドメインのリダイレクトと移行は似ていますが、異なる点もあります。
ドメインのリダイレクトは、既存のドメインを新しいドメインに転送することであり、既存のユーザーが自動的に新しいドメインにアクセスされるようになります。
一方ドメインの移行は、既存のドメインを新しいドメインに変更することであり、ユーザーが手動で新しいドメインにアクセスする必要があります。
ドメインのリダイレクトを実行すると、ユーザーが古いURLにアクセスした場合に、新しいURLに自動的に転送されるようになります。
ユーザーが古いURLをブックマークしていた場合でも、新しいURLにアクセスできるので、運営者・ユーザーともにメリットがあります。
また検索エンジンのクローラーも新しいURLを認識するため、SEO対策になりますよ。
※クローラーとは
クローラーはソフトウェアのこと
Googleはクローラーを用いてWebページを巡回し、情報を検索インデックスに保管している。自身のページ内を巡回してもらい、それをもとに検索結果が表示されるのでサイト運営者にとってクローラーは重要な存在。
Webサイトを運営するうえで、セキュリティは非常に重要です。
SSL証明書を使用すると、Webサイトのセキュリティ向上が図れます。
ここではSSL証明書について説明します。
SSL証明書とは、Webサイトのセキュリティを確保するために使用される証明書です。
SSL証明書を使用すればWebサイトとユーザーの間の通信が暗号化され、第三者による盗聴や改ざんを防止できます。
たとえばショップサイトで買い物をする場合、ユーザーはカード番号を入力したり、住所や電話番号などの個人情報も入力したりしますよね。
SSL化されていれば、第三者に上記のような情報を見られる危険性がありません。
SSL証明書には以下のような種類があります。
なかでもEV SSL証明書は最高レベルの認証で、Webサイトの運営者が法的にも物理的にも存在するのを確認するために使用されます。
上記3つの証明書の違いは、「認証項目の数」です。
個人ブログや個人事業主などは、ドメイン認証型SSL証明書を利用するとよいでしょう。
組織認証型SSL証明書やEV SSL証明書は費用が必要で、企業や官公庁などのサイトで用いられる場合が多いです。
無料で発行できるSSL証明書もあるので、レンタルサーバー会社を中心に確認してください。
SSL証明書は多くの場合、SSL証明書発行元から購入する必要があります。
また一部のホスティングサービスでは、無料でSSL証明書を提供している場合もあります。
SSL証明書を取得する際には、発行元に必要な情報を提供する必要があるので、あらかじめ確認しておきましょう。
SSL証明書が発行されているサイトであれば、安全なサイトだということがわかりました。
では一体、どのようにして安全なサイトを見分ければよいのでしょうか。
サイトを訪問するときに、SSL証明書を取得しているサイトとそうでないサイトを見分ける方法があります。
ブラウザでURLを開いて、URLの先頭に「https://」があるかどうかをチェックしてください。
またブラウザのアドレスバーに表示される鍵マークをクリックすると、SSL証明書の情報が見れるので、確認してみましょう。
ドメインとWebサイトの関係性やセキュリティについて解説しました。
ドメインはサイト運営をするにあたり、必ず登録しなければいけないものだと理解できたと思います。
最後に記事のまとめです。
上記の点をふまえてサイト運営をすれば、サイトのセキュリティ向上を目指せます。
またユーザーの利便性向上も高められるので、サイトに訪れるユーザーの取りこぼしも防げますよ。
ドメインとWebサイトの関係性やセキュリティ、適切なドメイン変更などを理解して、運営者・読者がともに安心できるようなサイト運営をしていきましょう。
Q.ドメインは必ず取得しないといけないのですか?
A.はい。ドメインはWebサイトを立ち上げる際に必ず必要です。
ネットの世界には「IPアドレス」という、数字だけで表す住所が存在します。
その数字を見ただけでは、どんなサイトなのか・安全なサイトなのかまったくわかりません。
そこで役に立つのがドメインです。
ドメインは英数字で自由な文字列を設定できるので、ユーザーにとってもどんなサイトかイメージしやすくなります。
Q. ドメインの「リダイレクト」と「移行」とは?
リダイレクトと移行については、次のとおりです。
・ドメインのリダイレクト:既存のドメインを新しいドメインに転送すること
既存のユーザーが自動的に新しいドメインにアクセスできるようになる
・ドメインの移行:既存のドメインから、新しいドメインに変更すること
ユーザーは手動で新しいドメインへの変更が必要